希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

教育実習に向け模擬授業を開始

7月22日のゼミでは、9月からの教育実習へ向けて、3人が模擬授業を行いました。

屋我君によれば、「いつものゼミに比べて、かなり緊張感のある雰囲気で、3人とも教育実習に向けてかなり身が引き締まったと思います」とのこと。

それは当然でしょう。

教育実習は、直接生徒たちの「学び」を組織する高度な責任ある活動です。
医学教育でいえば臨床研修のようなものですから、生半可な気持ちでやれるものではありませんし、やってもらっては困ります。

したがって、エリゼミの模擬授業はたいへん厳しいことで「定評」(?)があります。
毎年のように、悔し泣きをする学生が出るほどです。

今回、3人が頑張ってくれました。
でも、合格点に達した学生は一人もいませんでした。
したがって、全員が再度やり直しです。

とりわけ、協同学習で質の高い学びを実現する、という課題が難しかったようです。
ペアやグループ活動を取り入れても、それがすぐに協同学習にはなりません。

仲間と深く関わり合い、自分の学びが仲間の学びを深め、仲間の学びによって自分の学びがさらに高まるという関係性をどう構築するか。

自分自身が高校までの授業で体験したことがない授業手法ですから、難しいのは当然です。
しかし、それをクリアしないと、質の高い学びを生徒にもたらすことはできません。

次回に期待します。

もちろん、私自身もエラそうには言えません。
たえず学ばないと。

ということで、明日から静岡県伊東市で開催される「学びの共同体」研究会の合宿研修会に参加してきます。ドキドキ。

その前に、本日は東京お茶の水で「4人組の打ち上げ会」ですが。(^_^;)
ワクワク。

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