2015-01-01から1年間の記事一覧
戦争法案(安保関連法案)を本気で止める。 そのための行動が各地で高まっています。 「安全保障関連法案に反対する学者の会」の法案反対アピールに対しては、学者・研究者 13,341人、一般市民28,563人の合計41,904人もが賛同署名をしました(8月19日現在)…
8月17日の深夜に仙台から戻り、18日は朝から夕方まで和歌山大学で教員免許更新講習の講師でした。 題して「英語授業改善のあの手この手」。 体力的にはしんどかったですが、47名の受講生の先生方がとても熱心で、楽しい限りでした。 帰宅すると、出版…
危険な「戦争法案」の成立を許し、教え子を二度と戦場に送ってはならない。 そんな思いを共有する和歌山大学の教職員・学生有志が8月13日に「安全保障関連法案の廃案を求める和歌山大学有志の会」を結成しました。 →Webサイト 8月14日には和歌山県庁で…
8月12日、フジテレビ系列の「あしたのニュース」の特集「戦争と英語教育」が放映されました。 拙著『英語教科書は<戦争>をどう教えてきたか』と、その内容を伝えた朝日新聞(東京本社版)7月18日付夕刊の記事をご覧になった番組スタッフから取材依頼…
今年の6月に出た佐藤雅彰・齊藤英介(2015)『子どもと教室の事実から学ぶ:「学びの共同体」の学校改革と省察』(ぎょうせい)を読んでいる。 みずから授業改革・学校改革に尽力し、全国各地の教室を観察している著者だけに、まさに「子どもと教室の事実か…
原発問題について緊急に2点を。 1点目。 第五検察審査会は、東電福島第一原発の大事故を引き起こした東電取締役3名の強制起訴を決定した。 7月17日に告訴されていた東電取締役のうち3名を起訴相当と議決し、7月30日に公表したのである。 ほとんど完璧…
文科省の教育課程課が編集している『初等教育資料』の8月号の特集は「これからの外国語教育の在り方」。 本日、大学図書館に届いたので開いてビックリ。 我らが「4人組」の大津由紀雄さんと、文科省教科調査官の直山木綿子さんが対談しているではないか。 …
来週で前期の授業も終わり。 以前だったら「夏休みだ~」という気分だったけど、最近は「待ってました」とばかり仕事が入る。 けど、今年はあと3冊本を書かないといけないから、できるだけ執筆に集中したい。 安倍政権には、山ほど言いたいことがあるから。…
7月19日(日)に東京北千住の東京電機大学で開催された日本英語教育史学会に先立ち、出版社との打ち合わせもあって18日(土)に東京へ。 東京駅のキオスクで、朝日新聞夕刊を買いました。 事前に聞いていた<英語教科書と戦争教材>の記事を見るためで…
新著『英語教科書は<戦争>をどう教えてきたか』(研究社、本体2200円)が7月18日、発売になりました。 →研究社 →Amazon 幸いなことに、朝日新聞が取材に来られ、順調なら本日18日の夕刊に本書のことが掲載されそうです。 (ただし、関西は台風の被害が大…
日本英語教育史学会 第253回 研究例会のご案内 日 時: 2015年7月19日(日)14:00~17:00 会 場: 東京電機大学 東京千住キャンパス(東京都足立区千住旭町5番) 1号館 10215室〔1215セミナー室〕 参 加 費: 無料 英語教育史入門セミナー(第2回) 学校史…
自公政権による戦争法案の強行採決に怒りが収まりません。 安倍晋三の汚名は歴史に残るでしょう。 安倍晋三、自民党、公明党は、憲法と民主主義を踏みにじった「戦犯」として歴史に名を残すでしょう。 「教え子を再び戦争に送るな」が、格段に現実味のある重…
協同学習を取り入れ、一人も見捨てずに、全員が学び合い・高め合う授業をどう創るか。 いざ実践するとなると、決して甘くはありません。 ゼミ生たちにも、授業プランを作ってもらい、実際に模擬授業で検証します。 容赦ない「ダメ出し」。 討論と再検討。 こ…
「日ごろの行いが、よほど良かったんだね~」 と口々に言いだすほど、好天に恵まれました。 好天はこの日だけで。他はずっと雨。 ということで、学会も主催したし、本も書いたし、学生たちもよく頑張ったので、エリゼミ恒例のバーベキューパーティーです。 …
ゼミの活動報告が5月から滞ってしまい、申し訳ありません。 新著の追い込みだったり、学会を招聘したり・・・ でも、授業の手を抜いたりはしませんでしたよ。(たぶん) ということで、久しぶりのゼミ報告です。 英語の論文を読んで討論したり、模擬授業に…
「世界と戦える人材育成」 そんな言葉が普通に飛び交う時代は、やはりおかしい。 私たちは、世界と戦うためではなく、世界と平和的に共存するために、英語教育を行っている。 政府や政治家たちは、戦前の「世界と戦う英語教育」の実態を知っているのか。 英…
6月27(土)・28日(日)、和歌山市の和歌山大学基礎教育棟で、第45回中部地区英語教育学会和歌山大会が開催されます。 どなたでもご参加いただけますので、ふるってご参加ください。 (言いわけ:ブログの更新ができず、ご免なさい。この大会の実行委員長、…
英語教育政策の異常さが、英語関係者以外にも認識されつつあるようだ。 歴史社会学者の小熊英二さん(慶應義塾大学教授)が、2015年5月19日の朝日新聞東京本社版(夕刊)の「思想の地層」に「政策決定の背景 拙速に進む英語教育」を書かれている。 小熊さん…
2015年5月16日(土)・17日(日)、福岡県久留米市の久留米工業高等専門学校において、日本英語教育史学会の第31回全国大会(九州大会)が開催されます。 記念講演は、西忠温先生(元崇城大学)による「熊本英学校お雇い教師Captain Janesの英語教育と熊本…
2015年度のゼミが協同的な学びの場として安定してきました。 4回生はさすがのリードぶりで、キビキビと動き、ゼミを引っ張っていきます。 ゴールデンウィーク前は、月曜日の授業時数確保の関係で、4月27日と30日に2回ゼミがありました。 なので、今回…
今朝(4月30日)の朝日新聞朝刊には、日英対訳で安倍首相の米国議会での演説の全文が掲載されていた。 主権国家の長が日本語ではなく英語(しかも・・・)で演説すること自体に違和感を覚えたが、それ以上に内容に失望した。 アメリカなどでは、早くも「首相…
上位1割程度(実際にはもっと少ない)にだけ集中投資し、英語力のハードルを上げる「グローバル人材育成」策で、本当に「グローバル人材」が育つのか? 残り9割をかかえる大半の学校(大学を含む)の外国語教育をどうするのか? 具体的には、和歌山大学教…
4月13日、新年度の和歌山大学教育学部英語教育江利川ゼミナール(通称エリゼミ)が始動しました。 集まったのは、他ゼミ生、留学から戻った5回生、院生を入れて総勢13人。 昨年度後期の約2倍です。 今回は、ガイダンス、英語による「他己紹介」、イン…
今年もやります! 4人組(鳥飼玖美子、大津由紀雄、斎藤兆史、江利川春雄)の講演シンポジウム。 関東(獨協大学)、関西(関西外大)に続き、今回は東海の陣(中京大学)です。 日本の英語教育政策は「1割のグローバル・エリート」だけに特化したものでよ…
新学期の授業が始まりました。 新たな出会いを楽しみましょう。 さて、ゼミ4回生の山本君が、みごとな新歓合宿(4月3-4日)の報告を作ってくれました。 ご紹介します。 ******* 冬の寒さが去り、春の暖かさがとても感じられた今年の春合宿。 参加…
4月ですね。 5日の入学式を前に、和歌山大学教育学部江利川ゼミでは、恒例の新歓合宿を開催しました。 4月3ー4日、和歌山県有田川町の古民家「やすけ」を1軒借り切って、学部3回生から大学院生まで総勢10名でした。 いつも思うのですが、合宿は究極…
朝日新聞の金融情報面にある「経済気象台」には、ときどきハッとするような鋭いコラムが載る。 この欄は「第一線で活躍している経済人、学者など社外筆者の執筆による」という。 3月31日のテーマは「英語狂想曲」。 簡潔にして、問題の核心を突いている。…
3月になったと思ったら、もうじき4月。新年度ですね。 慢性原稿執筆病に苦しんでいますが、でも苦労して書いた原稿が活字になるのは、いくつになっても嬉しいですね。 単行本執筆の合間に、月刊誌などの原稿にも追われていました。 なので、ブログの更新が…
3月14日(土) 和歌山大学において、新英語教育研究会和歌山支部の再建総会と研究例会が開催されました。 新英研和歌山は、中学校を退職された橘弘隆先生が、長らく(15年以上)お一人で事務局機能を担ってこられました。 全国大会や関西ブロックのご案…
今年は1945年の敗戦から70年。 戦後英語教育の意味を知るためには、戦前・戦中の英語教育を知らなければなりません。 そのためには、まず当時の資料に徹底して肉薄すること。 3月11日には、念願だった奈良県立図書館に行き、「戦争体験文庫」などで終日…